シルヴァ怖すぎ!007「スカイフォール」ネタバレあらすじと感想

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最新作007『スペクター』予告編動画


 
12月4日より公開中の007最新作「スペクター」
 
その前作にあたる3作目の「スカイフォール」についてネタバレ込みであらすじと感想を述べます。
 
3作目観てないという方、内容忘れたという方、どうぞ参考にして頂いてぜひ劇場で最新作「スペクター」を楽しんで下さい。
 
ストーリーがやや難解なので、私なりの解釈いれながらなるべく簡潔にまとめてあります。
 

 

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「スカイフォール」の予告編動画はこちら↓
 

 
 

007「スカイフォール」ネタバレあらすじと感想

 
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出典:「wallpaper.artlesskitchen.com」
 
重要なHDを奪還すべくトルコにて任務遂行中のボンド。
任務中に同僚のロンソンが傷を負うものの、「敵の追跡を最優先に」とのMからの指令に従い、ボンドは仲間を置き去りにして任務を続行する。
 
HD奪還まであと一歩という所で、Mの判断で発射された銃弾はボンドに当たり、彼は峡谷に落下し行方不明となる。
 
 
数か月後、部下であるボンドの死亡が公式に認定されHD奪還も失敗に終わったMは、情報漏洩の責任を問われ情報国防委員会のマロリーから引退を勧告される。
 
引退を拒絶するM。そして突然起きたMのコンピュータのハッキング。
さらにMI6本部も爆破され多くの職員が犠牲となる。
 
Mへの憤りから行方をくらましていたボンドは、このニュースを知り、自分が必要とされているはずだと信じロンドンに戻る。
スパイへの復帰テストを受けるも、数か月自堕落な生活を送っていたボンドの成績は散々。
 
マロリーにコケにされながらも、Mの判断でボンドは職務に復帰する。
 
 
一方で今作の最大の敵ラウル・シルヴァ。
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出典:「pipocamusical.com.br」
 
元MI6の対中国担当だった彼の目的は、世界征服ではなくボンドの上司Mだった。
 
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出典:「www.usatoday.com」
 
 
優秀な諜報員だったシルヴァは、任務遂行中に中国当局から捉えられた際、上司のMから見捨てられたことに強烈な恨みを抱いていた。
自殺を試みるも失敗し、精神の崩壊したシルヴァはMの失脚を画策し、Mとともに無理心中を図ろうとしていた。
 
 
廃墟の島で囚われの身となっていたボンドだが、一瞬のスキをつきシルヴァを捉えることに成功する。
MI6に拘束されかつての上司と対面したシルヴァ。
 
Mの決断によって自分がいかに苦しんだかをMに訴えるものの、Mは冷たく突き放し、彼女の問責を決議する公聴会へ出席する為にウェントミンスターへ向かう。
 
Mが公聴会で集中非難を浴びながら何故スパイの存在が必要かを訴える中、脱獄したシルヴァが乗りこんでくるものの、間一髪でマロリーらと現れたボンドはMを護衛し連れ去る。
 
 
スコットランドにある自身の生家「スカイフォール」へMとともに向かったボンドは、家中に罠を仕掛けシルヴァを待つ。
 
シルヴァの送りこんだ襲撃犯を撃退したものの、Mが重傷を負ってしまう。
シルヴァ本人が到来した時ボンドは、「スカイフォール」から離れた礼拝堂に繋がるトンネルにMを逃がす。
 
生まれ育った家を爆破しシルヴァの部下たちを撃退するものの、トンネルの存在に気づいたシルヴァがMを追う。
 
礼拝堂でシルヴァはMに銃を向け無理心中を強要するが、到着したボンドによって倒される。
 
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出典:「apocaflixmovies.com」
 
だがMの傷は深く、ボンドの見守る中「私は正しかった」と一言残し、息を引き取る。
 
Mの死後、マロリーが新たなMを引き継ぎボンドに次の任務を支持するのだった。
 


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3作目「スカイフォール」は、強さの裏に人間的なエゴや脆さを持ち合わせた新生ボンド像の更に深い内面を描いています。
 
冷戦の遺物であるスパイという存在に大義はあるのか。
ボンドという一人の男の生きる場所はどこなのか。
 
今作の最凶の敵シルヴァも元はボンドと同じ世界に生きた1人であり、彼自身ボンド同様に国家に翻弄されて生きて来た1人。
恨みと怒りのみに支配された国家の落とし子は、もう一人のボンドと言えます。
 
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出典:「dailytrojan.com」
 
同じく国家に翻弄されシルヴァと同じ道に行ってもおかしくないボンド、でも彼はシルヴァとは対照的な道を選びます。
疑問を抱えながらも、身寄りがなく国家の「影」の存在として奔走し続けるボンド。
 
Mが死の間際に残した一言「私は正しかった」という言葉には、ボンドを信頼し職場復帰させた自分の選択は間違っていなかったという想いが込められています。
M-Skyfall
出典:「www.deadgoodbooks.co.uk」
 
この言葉を聞いたボンドは、初めて自分の存在を肯定されたことを感じボロボロと涙を流します。
 
 
「カジノロワイヤル」でスパイとして生きる大義に疑問を抱き、愛する1人の女性の為に退職を決意するも、彼女を失い再び「影」の世界へ。
 
「慰めの報酬」では復讐の鬼と化したボンドが、同じく復讐のためだけに生きる女性カミーユの生き様をみていくうちに、復讐のためだけに生きることが自分の存在意義なのか、自身に問いただします。
 
そして「スカイフォール」では、自分の居場所だと信じて戦ってきたMI6の上司Mの言動から、自尊心を傷つけられ憤りを感じるものの、最期の最期にMの想いを知り、やっと自分という存在が間違っていなかった事を知り涙するボンド。
 
 
ここまで人間臭くて脆くて強いヒーロー像を確立したダニエルボンド、とにかく全作品ストーリが濃くて重い。
難解な部分はありますが、でもこれでもかって位に濃厚にリアルな人間ジェームズ・ボンドを描いてるから、ダニエルボンドシリーズの評価は凄まじく高いんだと思います。
 
スパイという世界は観客の私達とは無縁の世界ですが、そこに生きる泥臭く人間臭い1人の男の姿に、同じ人間として共感させられる部分があり、ただのぶっ飛んだ強いヒーローではないからこそ、この1人のスパイに私達は感情移入しまくってしまい、彼の生き様に泣かされます。
 
 
とにかく、ストーリーが重い重い重い!w
観終わった後、毎回観ているこちらまで生命エネルギーとられてんじゃないかって位にいい意味で疲れ切ってますし、特に「スカイフォール」の時の私の体力の消耗具合は半端なかった。。。
 
私は日本のテレビでやってる観終わった観客にインタビューして「●●最高!」とか叫ばせてる各映画の安っぽいCMは大嫌いですが、映画を観た人達の熱いレビューを見るのは大好きです。
 
特に007の様な深ーい、重ーい人間ドラマだと、十人十色の解釈があり本当に見ていて面白い。中にはそこらのプロライターより面白い批評を書くファンの方もいて、イマイチ理解出来なかった部分は、そういった方のレビューを参考に読ませてもらう事もよくあります。
 
あまりにファンの方達のレビューが面白すぎて読み漁って、気づいたら映画本編の時間よりもレビュー読んでる時間のが長かったりとか、よくあります。
 
ダニエルボンドシリーズ全3作とも、間違いなく映画本編時間より遥かに時間かけて沢山の人達の感想レビューみて楽しませてもらいました。
 
最新作の「スペクター」も本編がもちろん一番の楽しみですが、観終わった後のシリーズファンの人達の濃ゆーいレビュ――見るのも超楽しみです。
 
007シリーズ記事はコチラ↓
 

1作目!007「カジノロワイヤル」あらすじとネタバレ感想 」はこちら

2作目「慰めの報酬」あらすじとネタバレ感想はこちら

最新作4作目「007スペクターあらすじ&ネタバレ感想」はこちら

 
 
 
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