最新作007『スペクター』予告編動画
12月4日より公開中の007最新作「スペクター」
ダニエルボンドシリーズが大好きな私は、少しでも多くの人達に最新作4作目を劇場で鑑賞してもらいたくて、過去の1作目と3作目についてはネタバレあらすじを書いたのですが、2作目の「慰めの報酬」を書いてなくてオイって感じだったので、今更ながらまとめました。
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2作目の「慰めの報酬」では、私が歴代ダントツで好きなボンドガール、1作目のヴェスパーが愛したという例の彼氏が登場します。
そしてその彼氏が実は組織の裏切者でヴェスパーは1人、騙されていたという。。。
ヴェスパーの彼の正体といい、今回登場するボンドガールらしからぬ復讐に駆られるカミーユの生き様といい、ダニエルボンドシリーズ全4作品の中で観終わった後、最も救われない気持ちになった作品です。
2作目「慰めの報酬」予告編動画↓↓
慰めの報酬のネタバレあらすじ
出典:「www.the007dossier.com」
ミスターホワイトを車で連れ去るも、ホワイトの部下から追われるボンド。
壮絶なカーチェイスの末に追手を崖から落としたボンドは、シエナでホワイトをMに渡す。
ホワイトの尋問中、ヴェスパーが生前身に着けていた恋人から送られたというネックレスと、写真を眺めながらヴェスパーを想うボンド。
出典:「lifebetweenframes.blogspot.com」
ところが尋問中に突然Mの秘書を長年勤めていた部下が裏切り発砲。
ボンドは部下を追い乱闘の末に彼を射殺するが、基地にもどるとホワイトの姿は消えていた。
長年信頼してきた部下に裏切られたMはショックを受けるも、ロンドンに戻りボンドと共に裏切った部下の家を捜索する。
そこでドミニク・グリーンという男の存在を知ったボンドはハイチへ向かった。
ハイチのホテルで謎の男に襲われるも、撃退したボンドの前に現れた女性カミーユ。
出典:「jamesbond.wikia.com」
ボンドが追ってるドミニク・グリーンという男は、表向きは環境団体のCEO。
出典:「jaysanalysis.com」
だが水面下ではメドラーノ将軍と共にクーデターを企んでいた。
そしてこのメドラーノ将軍こそがカミーユの復讐の相手だった。
カミーユは両親と姉を惨殺したメドラーノ将軍に復讐する為に生きていた。
グリーンはボンドの接近を防ぐため、ボンドに殺人の罪を着せる。
MI6から捜査中止の命令が下るも、捜査を続行するボンド。
ボンドに協力した元MI6のマティス、ボリビアの女性スパイのフィールズが次々と殺され、CIAはボンドを逮捕すべく動きだす。
メドラーノ将軍とグリーンが取引を行うホテルに潜入したボンドとカミーユ。
炎上するホテルの中で、ボンドがグリーンと死闘を繰り広げる一方、メドラーノ将軍の部屋へ向かうカミーユ。
家族の復讐への想いを込めた弾をメドラーノ将軍に放ち殺害。
そしてカミーユはボンドに救出され炎上するホテルから脱出。
捉えたグリーンを砂漠のど真ん中まで車で連れていくボンド。
ボンドはガソリン缶とともにグリーンを砂漠のど真ん中に置き去りにする。
メドラーノ将軍への復讐を果たしたカミーユはボンドにキスをして去っていく。
カミーユと別れロシアへ飛んだボンドはある部屋で主の帰りを待っていた。
その主とはヴェスパーのかつての恋人だった男。
ヴェスパー同様の手口でネックレスを送り、カナダの女性諜報員を騙していた男は、彼女と共に部屋に帰宅。
出典:「imgarcade.com」
かつてヴェスパーが身に着けていたネックレスをボンドから見せられ、男の正体を知らされたカダナ人諜報員の女性。
ボンドは彼女を部屋から逃がし、ヴェスパーの元恋人に銃口を向ける。
しかしボンドは引き金を引かず、Mに男を引き渡す。
Mからグリーンの死を聞かされたボンドは、降り積もる雪の中にヴェスパーのネックレスを捨て、去っていった。
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感想:カミーユと出会い変わったボンド
出典:「www.nytimes.com」
私は1作目の「カジノロワイヤル」は数えきれない位にDVD見返しまくってますが、今作「慰めの報酬」だけは2回しか観ていません。(え?十分ですか?)
なんかもうヴェスパーの元恋人の姿を見るのもつらいんですけど、カミーユという女性を見ているのが、とにかく辛い。
家族を惨殺されて、復讐の為に人生を捧げ、そしてその復讐の果てに知った虚無。
復讐心に支配されている彼女に自分を重ねたボンドは、復讐を果たした先には何もない事を知ります。
だからこそヴェスパーの元恋人を撃たずに生かしたままMに引き渡します。
カミーユに出会ってなければ間違いなくボンドは彼を撃ち殺したでしょう。
そしてこのメドラーノ将軍という男ほど、見ていて胸くそ悪くなる敵もそうそういないです。
「カジノ・ロワイヤル」のル・シッフル、ミスターホワイト、「スカイフォール」のシルヴァ、彼らは悪と言えば悪ですが、悪なりの事情なり信念なりあったわけですね。
でもこのメドラーノ将軍はただのクズ野郎。
007シリーズだけでなく、私の観て来た数えきれない映画の悪役の中でも印象に残るクズ。
メドラーノ将軍の存在が強烈すぎて、姿みたらはらわた煮えくりかえってたであろうヴェスパーの元恋人を見ても、何も感じなかった。
ただの小物にしか見えなくて。
こんなクズに人生を狂わされ、そして復讐を果たしたものの、待つ家族のいない故郷に戻るカミーユが人並みの幸せを手にしてくれてることを願うばかりです。
ダニエルボンドシリーズは最新作の4作目「スペクター」で完結となります。
全シリーズを通して、ヴェスパーとMという2人の女性の事はずっと語られてますし、ファンも多いです。
私自身、ヴェスパー大好きですし。
でも、このカミーユという女性も忘れないでほしいー。
彼女がいたからこそ、ボンドは復讐から復讐という負の連鎖の世界に陥る事なく、自分がスパイとして生きる道を見出せたんですよね。
そしてまさかの巻きこまれてしまったよマティス。
ボンドが尋ねてさえ来なければ死なずに済んだのに。
なんか「慰めの報酬」はあまり多く感想を語れないんですよね。
ただただ、カミーユがその後、幸せに生きてくれてる事を願うばかりで。。。
007シリーズの記事はこちら↓
⇒1作目!007「カジノロワイヤル」あらすじとネタバレ感想 はこちら
⇒最新作4作目「スペクター」のあらすじ&ネタバレ感想はこちら
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