予告編動画↓↓
監禁された母親と、その”部屋”しか知らない息子の脱出劇&脱出後の闘いを描いた『ルーム』(原題:Room)。
この映画の原作は「部屋」という小説ですが、私としては内容の凄まじさに加えて、日本では無名のブリー・ラーソンがアカデミー賞主演女優賞本命と謳われてるのが期待大の理由。
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私は作品そのものはアカデミー賞受賞かどうかは、あまり気にしないのですけど、俳優個人に送られるアカデミー賞主演・助演・女優賞&男優賞は結構気にしてます。
そもそもアカデミー賞作品賞は、もちろん『フォレスト・ガンプ』の様な凄まじい名作もあるんですけど、アカデミー教会はエンターテイメント性よりも「重いドラマ」程評価する部分もあって、アカデミー賞を取っても個人的にハズレの作品があるんですよね。
コーエン兄弟&ハビエル・バルデムの『ノーカントリー』なんか代表例ですね。
マジで観た後ただ気分悪くて、観なきゃよかったって後悔しましたから。
でも俳優に送られるアカデミー賞は映画オタクにとっても格別なんです。
やはりアカデミー賞受賞というだけあって、受賞者俳優の演技は凄まじいです。
ノミネートされてる時点でもう拍手喝采の演技なので、十分なんですけどね。
だから私は結構アカデミー賞の俳優賞は注目します。
特に自分が泣かされた演技した俳優さんが獲得したら、もうメッチャ嬉しい。
『モンスター』のシャーリーズ・セロンが主演女優賞を獲得した年は、もう『モンスター』みて彼女しかいないだろ!て思ってたので、メッチャ嬉しかった。
そして2016年のアカデミー賞発表が間近ですが、主演女優賞にノミネートされてるケート・ブランシェットら超大物女優候補の中に、突如現れたブリー・ラーソン。
何気に子役からキャリアの長い女優ですけど、私的にぶっちゃけ誰?て感じです。
なんですけど、予告編観た時に、なんかこの人やばいんじゃあないのか?というモノを感じました。
確かにケイト・ブランシェットやジェニファー・ローレンスが受賞したら、連続受賞でそれはそれですごいんですけど、でも私としては無名ながらに、何か凄そうなものを感じさせてくれたブリー・ラーソンも応援したいなーと。
まあ映画はアカデミー賞発表より大分後ですし、どちらにしても映画館観に行きますけどね。
※追記:2016年第88回アカデミー賞結果が出ました。
ブリー・ラースンが見事に主演女優賞を獲得したので、後述してます。
『ルーム』あらすじ
出典:「asia361.com」
主人公ジョイ(ブリー・ラーソン)は7年前、見知らぬ男に換金された。
監禁中に男の子を出産し、彼は5歳まで成長した。
5歳のジャック(ジェーコブ・トレンブレー)は、生まれてから一度も”部屋”から出たことがない。
天窓とテレビだけがある部屋でママと暮らすジャック。
ある日ジョイは、息子ジャックに本当の世界を知ってもらうため、とんでもない脱走劇を思いつく。
救出された母子を待っていた運命とは・・・。
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本当の感動は脱出劇の後
出典:「www.shockya.com」
予告編で観た時、ジョイは息子ジャックに死んだふりをさせて、彼女達を監禁してる男に息子の死体を外に出す様仕向け、ジャックは脱出・・・という、それだけで十分衝撃的な映画だと思ったんですが。。。
この映画、本当の感動は”部屋”から出たその後の親子の物語だとか。
異常な世界から通常の世界に戻った親子を待ち受けているものは。。。
“部屋”の外で新たに2人が直面する試練とは。。。
この母子の生き様こそが、このドラマの神髄だとか。
いやいや、これだけの衝撃ストーリーに加えて、アカデミー賞本命と評価されるブリー・ラーソンの演技のミックスって。。。
凄まじいものを心に刻まれそうで、映画館で観るのが怖くも楽しみです。
以前、海外で本当にこんな事件ありましたよね。
確か男が女性何人も監禁して、最初に換金された女性が男に「新しい女性を連れてくるから外に行かせて」と言って外に行き、警察に行き事件が発覚したとか。。。
こういった事件に対してぶつけたい強烈な想いはありますが、ここは映画の記事なので、個人的な発言は避けておきます。
今作で大爆発のブリー・ラーソン
出典:「www.hollywoodreporter.com」
結構な年齢なのかと思ったら、かなり若くてビックリしました。
生年月日1989年の26歳なんですね。
経歴色々調べましたけど、10年以上前にディズニーチャンネル出てるので、海外ではそこそこ有名ぽいですが、私の周囲の外国人も皆知らなかったなあ。。。
私が昔ハマっていた海外ドラマ「ゴースト~天国からのささやき~」に出演してたそうですが、覚えてない。。。
まだ26歳ですし、恐らくこの映画で大ブーム起こすと思うので、これからが楽しみな女優さんですね。
もしブリー・ラーソンがアカデミー賞主演女優賞受賞したら、若干26歳って凄いですね。
今回のアカデミー賞、2013年に若干22歳で主演女優賞受賞したジェニファー・ローレンスもノミネートされてます。
ちなみに同じくノミネートのケイト・ブランシェットが今回受賞したら、史上3人目のアカデミー賞3度受賞女優として、、メリル・ストリープとイングリッド・バーグマンに並ぶのだとか。
さらに余談ですが、唯一4度のオスカー受賞経験ありの女優はキャサリン・ヘップバーンだそうです。
この時期、海外ではアカデミー賞トークで溢れてるので、映画オタクとしては毎日興奮しすぎてやばいです。
※追記:ブリー・ラーソンがアカデミー賞主演女優賞を受賞
出典:「www.eonline.com」
2016年第88回アカデミー賞の結果が出ました。
ブリー・ラーソンが26歳の若さにして見事にアカデミー賞主演女優賞を受賞。
初ノミネートにしていきなり主演女優賞受賞ってすごい。。。
彼女は受賞スピーチで、息子役を演じたジェイコブ、実生活で交際中のパートナーでロックミュージシャンのアレックス・グリーンウォルド、そしてルームを観た観客への感謝の想いを述べました。
先日「キャロル」を観てメチャクチャよかったので、ケイト・ブランシェットに受賞してほしかった想いもありましたけど、彼女はもう2度も受賞してるから、今回はブリー・ラーソンが受賞してくれて良かったなあ。。。
おめでとうブリー・ラーソン。
増々『ルーム』観るのが楽しみになりました。
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※追記:映画『ルーム』ネタバレ感想
アカデミー賞レースに参加した作品の中で、私が最も期待していたのが「スポットライト 世紀のスクープ」と、今作「ルーム」でした。
そしてようやく楽しみにしていた「ルーム」を鑑賞出来ました。
観終わった直後に感じたのは、「また新たな名作をありがとう!!」です。
とにかく素晴らしい映画でした。
キャストも、監督も、内容も、視点も、描き方も、もう全てが。
先日2016年のワーストランキング入り確実であろう「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」という酷い映画を観てしまってヘコみまくりだったんですが、見事にこの作品が挽回してくれました。
この作品は監禁からの脱出ものでもなく、猟奇犯罪映画でもありません。
7年間監禁され人生を奪われた女性、そして監禁部屋で生まれ育った彼女の息子。
この2人が傷ついた体と心と戦いながら、どうやって外の世界で生きる道を見出していくのか、その経過を静かに丁寧に描いています。
私が特筆したいこの映画の最大の魅力は、母子の生き様を「息子の視点」から描いた事です。
ママであるジョイの視点ではなく、息子ジャックの視点で描いた点が、この映画が名作になった最大の魅力だと思います。
狭い裏庭に立てられた小さな納屋。
窓はなく唯一外が見えるのは天井にある天窓だけ。
恐らく3畳程度の臭くて、暗くて、狭い部屋。
夜になると「アイツ」がやってきて、毎晩ママを強姦して眠りにつく。
その間ジャックはクローゼットの中で、自分だけの世界を空想し、眠りにつく。
アイツが部屋から出ていくと、ママは必ずクローゼットで眠りについたジャックを抱きかかえ、ベッドに連れて行き一緒に眠る。
アイツは少しでもママが逆らうと暴力を振るうし、ジャックもママもアイツが怖くて大嫌い。
でもママはこの部屋で、歌を歌ってくれるし、物語をお話してくれるし、卵の殻の工作もしてくれる。
毎朝必ずママと一緒にストレッチもするし、誕生日にはケーキも作る。
母親のジョイは7年前に監禁され、監禁2年後にジェイコブが生まれた時に、「この子を守ろう」と決意。
大事な息子と生きていく為、ジョイはこの部屋の中に息子と2人だけの温かい特別な世界を創り上げます。
あまりにむごく悲惨な毎日でも、息子ジェイコブにとって、ママが作り上げてくれたこの世界はキラキラ輝く世界なんです。
その世界を息子ジェイコブの視点で描くことで、「アイツ」の恐ろしさに私達観客も凍り付くし、怒りを覚えるし、その一方でルームで暮らす母子をの姿を見て温かい気持ちになります。
映画の分岐点となる「ルームからの脱出」シーンだけは、ジャックの視点からいったん離れて俯瞰してストーリーを観客に見せます。
母親ジョイがジャックに提案した、脱出への唯一の希望となる作戦。
ジャックが高熱で死んだと見せかけ、カーペットにくるむ。
アイツはジャックの遺体を捨てにカーペットごと外に持ち出す。
アイツが車のブレーキをかけたら荷台から飛び降り、助けを呼ぶ。
どう考えても失敗しそうな作戦、でもこれ以外にルームから脱出する術はなく、観客は恐怖にハラハラしながら見守ります。
作戦は失敗しジャックがアイツに捕まったモノの、その光景を見つけた通行人の男性のおかげで、アイツはジャックを置いて逃げ去り、ジャックは警察に保護されます。
パトカーの中でジャックに語りかける婦人警官。
この時の彼女の見事な機転で、母親ジョイの監禁されてるルームは発見され、ジョイも無事に保護されます。
いや、本当にこの婦人警官がいなかったらルームは発見されなかったと思います。
彼女こそジョイとジャックの恩人です。
アイツはというと、警察が来る前に逃げた様子。
最初ジャックのみが保護された時、戻ったアイツがジョイにさらに酷い仕打ちをするか、もしくは彼女を殺す事さえするのでは?とハラハラしたんですが。。。
そもそも自分より力の弱い若い女性を監禁して満足してるようなクソ野郎に、そんな度胸があるわけないですね。
案の上、あいつはジョイを残して1人でとっとと逃げ、後日捕まります。
そして物語は後半になり、再びジャックの視点に戻ります。
ルームから脱出したものの、その後にジャックを待ち受けていたのは、あまりに広くて忙しい”外の世界”。
ルームから出たジャックにとっては、出会う人みるもの全てが怖い。
私達が当たり前に生きているこの世界、ジャックにはどうやって映っているのか、ジャックと同じ視点で観ている観客にも伝わってきます。
ママと2人だけで過ごせたあの部屋に帰りたい。
そう思いながらも、やはり子どもの適応能力は凄く、ジャックは次第に外の世界に溶け込んでいきます。
ルームを出てから、本当の戦いに直面させられたのはママのジョイの方。
ジャックに高校時代の仲良し4人組でとった写真を見せ、最初は思い出を語ります。
でもその直後に「ママ以外の写真の3人はどんな人生を送ったと思う?ママは知らないわ」と一言。
そう、彼女はルームを出て現実世界に戻って来て一安心して間もなく、自分が失った7年間の重みがこみあげ精神不安定になっていく。
ルームで生活していた時は、ジャックを守る事だけに必死だった。
ルームの脱出を決めた時は、どうやってアイツから逃れるかだけを考えていた。
アイツのいた人生では、常にどうやって今日1日を生きるかだけを考えて生きて来た。
でもアイツから逃げだし、外の世界に脱出して7年間の張りつめた緊張と恐怖から解放され、突きつけられた新たな現実。
ルームを脱出して、アイツのいない現実世界に戻ったからこそ芽生えた感覚。
テレビ出演を決意するものの、インタビュアーの心無い質問に心がえぐられる。
なぜ私が、なぜ私だけという想いが次第に強くなる。
ジョイが母親に叫んだ一言が彼女の深い闇を表しています。
「外の世界に出れば幸せが待ってると思っていた。でもいざ外に出てみても幸せじゃない。私は人生を奪われたのよ!」
これに対するジョイの母親からの一言も突き刺さります。
「この事件で、人生を失ったのはアナタ一人だけだと言うの?!」
あまりの混乱状態に陥った彼女はついに自殺を図り、それを発見し泣き叫ぶジャック。
それでもジョイは息子と共に生きて前に進むことを決意する。
前半も壮絶なのですが、後半のルームを脱出してからの話の方が、私は観ていてさらに心臓がえぐられそうになりました。
もしもこの映画を母親のジョイの視点で描いてたら、重くて暗くて、後味の悪い作品になっていたと思います。
でも、それをあえて5歳の息子ジャックの視点で描いたからこそ、重くて暗い話のはずなのに、どこか救われる想いで観続けられました。
そもそも今まで私は数えきれない数の映画を観てきてますが、こういったテーマを5歳の少年の視点で描く、という映画は初めてです。
この素晴らしい視点のおかげで、「きちんとメッセージやテーマは伝わり共感もできるけど、でも重くなり過ぎず後味も爽やか」な名作になったのだと思います。
後半で話が進むにつれ、この映画はどうやって幕を閉じるんだろう、と考えながら観てました。
というのも主役はあくまで母親ジョイだと思うのですが、視点が息子のジャックで描いてるので、どうやって収集をつけるのか気になったんです。
このままジャックの視点で終わると、それはそれで何かジョイの物語ではないままで終わってしまうし、かといっていきなりジョイの視点に切り替わるのも違和感あるし。。。
でもこの作品、ラストの描き方も秀逸でした。
どちらかの視点に偏る事なく、きちんと「ジョイとジャックの2人の視点」で描いて幕を閉じるんです。
ジャックにとってはママとの美しい思い出が沢山つまった「ルーム」。
ジョイにとっては自分の人生を奪った「ルーム」。
外の世界で友達も出来て、徐々に日常生活を創り上げているジャック。
でも、彼はママと過ごしたあのルームが恋しくなってこういいます。
「たまにはあの部屋にママと帰りたいな」
ジョイは息子と新たな人生を生きるため、自分を苦ませ続けたルームに息子を連れていきます。
中のものは証拠品として押収され、空っぽになったルーム。
それを見てジャックが言った言葉。
「この部屋、こんなにせまかったっけ?」
ジャックはルームの住人達、イスやベッドに別れを告げ、ルームから立ち去ります。
ルームをじっと見つめる母ジョイ。
そして最後に彼女は声にならない声で「Good bye」とルームに告げて立ち去ります。
ルームに背を向け歩きだす母子の姿が、これからの人生を物語りながら映画は幕を閉じます。
ラストも最高の終わり方でしたし、2時間弱どっぷりと映画の世界に惹き込まれ浸かりました。
ここからが母子にとって本当のスタート、本当の戦いです。
でもジョイにはジャックがいるし、ジャックにもママ大好きなママがいます。
ルームを背に歩く母子の姿は、これからの戦いを乗り越えていってくれるであろう、力強さを感じさせてくれました。
そしてこの映画を傑作に押し上げたもう一つの点は、息子ジャックを演じたジェイコブ君の演技力です。
母親ジョイ役のブリー・ラーソンも、アカデミー賞主演女優賞も大納得の素晴らしい名演技でした。
彼女は役作りのために、実際にルームの様な部屋でしばらく生活してたそうですが、本当にハリウッド俳優の役作りは凄まじいですね。
その甲斐あって、観た人誰もが大納得のアカデミー賞女優の演技を見せてくれました。
そして!ブリー・ラーソンに匹敵する程の素晴らしい演技をしてくれたのが、息子ジャック役のジェイコブ君。
この映画、彼の功績なしにはここまでの傑作にはなってないです。
2016年のアカデミー賞主演男優賞は、無冠の帝王レオナルド・ディカプリオにとらせなきゃー!な雰囲気だったので、突如現れた子役のジェイコブ君がアカデミー賞受賞というわけにはいかなかったのかもしれませんけど
しかも私個人的に演技大絶賛の「リリーのすべて」のエディ・レッドメインもノミネートされてたので、レオ様無理でもエディがいるしなーというのもありますが
いやいやいやいや、でも!この子レオ様とWアカデミー賞主演男優賞あげてもよくない?!と思うほどの素晴らしい演技でした。
キラキラした目で世界をみつめる純粋無垢なあのしぐさ、話し方。
いくら何でも5歳でこんな演技できるの?!と調べたら、実際のジェイコブ君はちょっと年上でした。
そしてジェイコブ君、とんでもなく美しい顔立ち。
長く髪の毛を伸ばしてる姿は、少女にしか見えない美しさ。
きっと短髪にしたらすごいイケメン少年になるんだろうなーと思いながら観てましたが
でもジョイの母親である、ジャックのバアバが「髪を切りましょうか」と言っても、首を縦には中々振らない。
そんな彼が後半でようやく自らバアバに「髪を切ってほしいんだ」といいます。
またこのジャックが髪を切る決意をした理由も、たまらなく切ない理由なんですが。
そしてバアバが言います。
「バアバはね、アナタの髪の毛を切りたくてウズウズしてたのよ。」
はい!私もメッチャうずうずしてましたーー!!
そしてついにジャックは髪をバッサリと切り・・・まーこりゃすごいイケメン少年が登場するわけです。
ジェイコブ君はこの演技力に加え、美しい美貌も持ってるので、このまま真っ直ぐに育ってくれたら物凄い俳優になると思います。
でも「ホーム・アローン」のマコーレ・カルキン然り、子役時代に売れても道を逸れず、落ちぶれずに見事にハリウッド世界で生き残る人は少ないです。
多くの子役たちがダークサイドに落ちてしまってます。
子役で売れたにも関わらず、きちんと真っ直ぐにハリウッド世界で生き抜いてきたのって、「レオン」のナタリー・ポートマンくらいじゃないですか。
あとは「ET」のドリュー・バリモアも、一時は薬に溺れたものの、きちんとカムバックしてくれましたね。
あと「ラブ・アクチュアリー」の子役でブレイクして、最近では「メイズランナー」シリーズに出演中のトーマス・サングスターも、真っ直ぐなカッコイイ俳優さんになりましたね。
とにかく素晴らしい演技力と美貌を持ち合わせたジェイコブ君が、このまま真っ直ぐに俳優キャリアを積んでくれるといいなあ。。。と思います。
そして母親ジョイ役のブリー・ラーソン。
無名から今作でいきなり初アカデミー賞ノミネート&主演女優賞受賞という快挙をなしとげ、今作でも大納得の演技を見せてくれてる彼女。
今彼女は、レオ様と毎回タッグを組むマーティン・スコセッシ監督はじめ、色んな監督や作品からオファーが殺到中の様です。
次回作はどんな映画に出演するのか、これからの活躍がメチャクチャ楽しみですね。
ブリー・ラーソンとジェイコブ・トレンブレイ来日
出典:「www.cinemacafe.net」
ルームで母子役を演じた主演のブリー・ラーソンと、息子ジャック役のジェイコブ・トレンブレイ君が3月20日に来日しました。
アカデミー賞を受賞した時について、ブリー・ラーソンは
「自分の頭の中が真っ白になって、何をスピーチしたのかもよく覚えてない」状態だったそうです。
そりゃ大御所のハリウッドスターでさえ格別な想いを馳せるアカデミー賞ですから、初ノミネートにして初受賞したらぶっ飛びますよね。
彼女はポッと出てきた新人女優ではなく、キャリア20年という子役時代から着実に演技を積み重ねてきたベテランです。
でもこれといった出世作に出会えず、どちらかというと影で地道にコツコツやってきた女優さんなので、ついに報われたといいますか、いや本当にアカデミー賞受賞おめでとう。
ブリー・ラーソンはアカデミー賞授賞式の翌日朝、新作映画の撮影ですぐに外国に飛び、その合間を縫って日本に来てくれたそうで、オスカー像とはアカデミー賞以来会っていなかったそうです。
そして隣にいたジェイコブ君が、「僕はX-BOXで遊ぶよりもアカデミー賞授賞式の方が楽しかったよ」と答えると、笑顔でジェイコブ君を見つめるという、もはや母子そのもの。
彼女は役作りのために8か月もの期間を費やし、さらにジェイコブ君が役になりきれる様、スタッフと共に尽力したとの事。
彼女はアカデミー賞受賞スピーチの時と同様に、「ジェイコブが居てくれてたからこそ、地に足つけた演技が出来ました」と話してました。
ブリー・ラーソンとジェイコブ君は、この映画の撮影を通じて本当の母子さながらの絆で結ばれたようです。
きっと今後2人とも別々の作品に出演していく事になっても、固い絆で結ばれ続けるんでしょうね。
固い絆と聞くと毎回浮かぶのが、「レヴェナント:蘇えりし者」のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウインスレットの「タイタニック」コンビ。
レオとケイトはタイタニック共演以来、今でもとてつもなく固い絆で結ばれてる大親友で、レオも「ナンバーワンの女優はケイト」といつも言ってます。
その仲良し2人が2016年のアカデミー賞レッドカーぺッドで、ファンサービスにと並んでマスコミの写真撮影に応じた姿は、もうハリウッド映画オタクとしては、たまらないショットでした。
そしてレオ様がアカデミー賞主演男優賞を受賞した瞬間、ケイト・ウインスレットと抱き合って喜ぶ姿を観た時は、私は一人号泣してる始末。
ハリウッド映画で共演してカップルになる、というのはしょっちゅう聞く話だけど、レオ&ケイトや、今作のブリー&ジェイコブの様な固い絆で結ばれた俳優達の話を聞くと、私はもう嬉しくてたまりません。
10年後、ジェイコブ君がイケメン青年俳優になって、きっとその頃には大御所になってるであろうブリー・ラーソンが、一緒にレッドカーペットに登場したり、映画で再共演したりとかあると嬉しいなあー。
ブリー・ラーソンが出演しているマーベル2大超大作もぜひ観て下さい!
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