空を歩いた男の実話映画『ザ・ウォーク』あらすじとネタバレ感想

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予告編動画


 
 
2016年1月23日公開の『ザ・ウォーク』
フランスの大道芸人フィリップ・プティが成し遂げた地上411で行われた芸術犯罪「綱渡り」。
 
芸術っちゃ芸術なんでしょうけど高所恐怖症の私からしたら、何でこんなアホな事に命をかけるんだろうって話です。
私の周囲のイギリス人見てても思いますけど、外国人て日本人が到底真似できないぶっ飛んだことやる人多すぎです。
 
この映画を公開することでまた真似する人沢山出てくる気がするんですが(特に外国人)、とはいえメチャ観たいので多分3Dで観に行くと思います。
普段は酔うから3D嫌いなんですけど、「エベレスト3D」観に行ったときに3Dで予告編観たら、絶対3Dで観たい!と思っちゃったわけです。

 

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監督が私の大好きなロバート・ゼメキス。
かの名作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや「フォレスト・ガンプ/一期一会」を手掛けたアカデミー賞監督。
 
第53回ニューヨーク映画祭のオープニング作品に選ばれた今作は、10月22日~31日まで行われた第28回東京国際映画祭でもオープニング作品として先行上映されました。
 
年空けるまで待ちきれなくて、すでに鑑賞した人達のネタバレ感想観たい!と思ったんですけど、でもやっぱハラハラドキドキ味わいたいんで劇場行くまで我慢しときますー。
 
2015年は超大作シリーズの続編ラッシュで大豊作の年だったので、2016年はちょっと寂しくなるかなーとか思ってたんですけど、
この作品に始まって「オデッセイ」、「バットマンVSスーパーマン」等、来年も大作ラッシュが来そうなのでハリウッド病の私としては嬉しい限りです。
 
 

「ザ・ウォーク」あらすじ

 
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出典:「untappedcities.com」
 
幼い頃にサーカスの綱渡りを観てからというもの、すっかり綱渡りに心を奪われてしまったフィリップ・プティ。
 
路上で芸を披露したり、ノートルダム大聖堂の2つの塔にワイヤーをかけて歩いてきた彼の次なる目的は、ニューヨークのワールド・トレード・センターのツインタワーの綱渡りだ。
 
壮大な計画を実行すべく次々と「共犯者」を作り、着々と計画を練っていくフィリップ。
 
ついに計画実行を決めたその日、地上411mにかかるワイヤーを歩くべく、彼は夢の実現のために一歩を踏み出すのだった。
 
 

実話の主人公フィリップ・プティ

 
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出典:「www.theguardian.com」
 
1949年フランス生まれのフィリップ・プティ。
幼い頃から変わりものの問題児だった彼は17歳の時、両親から勘当される。
 
独学で曲芸、綱渡りを学んだ彼は1971年、初の綱渡りを成し遂げる。
故郷フランス、パリのノートルダム大聖堂の綱渡りに成功すると、この事件は新聞の一面を飾った。
 
1973年、次に彼が選んだ国はオーストラリア。
世界最大のアーチ型鉄橋であるハーバーブリッジの横断を成し遂げる。
 
そして次なる野望を実現する為に彼はアメリカへと渡る。
 
1974年、彼はついに地上411メートルでの綱渡りを成功させる。
綱渡りを終えた彼は直後に警官に逮捕された。罪名は「綱渡り」だった。
 
 
 


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高所恐怖症の私には一生彼の野望は理解出来ませんけど、
先日観た「エベレスト3D」といい、
何かに魅せられた人間というのは、命をかけてでもその世界に挑戦し続けるものなんでしょうね。
 
カッコイイちゃカッコイイですけど、自分の旦那だったら嫌です。
心配でこっちが寿命縮んで早死にするわー。
 
 

『ザ・ウォーク』キャスト

 
Joseph_Gordon-Levitt_2013
出典:「en.wikipedia.org」
 
久々に来ましたジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演。
『500日のサマー』で彼を知って以来、『インセプション』、『ダークナイト・ライジング』、『ルーパー』と、とてつもない勢いで売れまくった俳優ですよね。
 
別にレオやオーリーのようなイケメン顔ではないんですけど、でもなんかすんごい雰囲気あってカッコいいなーと、結構好きな俳優です。
しかも生年月日が1981年生で同い年なので、勝手に親近感感じてます。
 
余談ですけど、ハリウッド俳優は1981年生まれってすんごい豪華な顔ぶれで、イライジャ・ウッドやナタリー・ポートマン等、ハリウッド映画界では華の1981年生まれと言われてるそうです。
さらにはビヨンセも私の同級生です。そしてレディー・ガガが妹と同い年です。
 
このメンツが同級生って、比べるだけ野暮な話ですけどね。考えると凹むのでこの辺で。
 
 
これだけ一気に売れたジョゼフ・ゴードン=レヴィットですから、ハリウッド病の私は一時、映画館行っては彼の姿ばかり観てた記憶があります。
 
ジェシカ・チャスティーンやスカーレット・ヨハンソンと同じ位に、アナタ達どんだけ売れてるんですかバリに大作出まくってましたからね。
 
結婚して子ども生まれてから少しスクリーンから遠ざかってたので、家庭を優先してたんでしょうね。
そしてようやくカムバック。
 
 
クリストファー・ノーラン、スピルバーグをはじめ、有名監督から大人気の彼ですが、ロバート・ゼメキス監督とは初タッグ。
もともとジョゼフはフランス語も堪能なので、この映画ではフランス訛りの英語を披露しています。
 
今作はたくさんの綱渡りシーンがありますが、ジョゼフはほぼ自分自身でこれを演じてます。
フィリップ・プティ本人がマンツーマンでジョセフを特訓したそうなので、彼の特訓の成果がこの映画で楽しめます。
 
 
楽しめますっていうか、もうすんごい成果を披露してくれるんでしょうね。
ハリウッド俳優ってなんかもう役作りのためと言いながら、映画完成するころにはその世界のプロレベルになってるじゃないですか。
 
どんだけストイックに努力する人達なんだ。。。
 
 
3D苦手な私ですが、この映画は3Dで観てきます。
 
今や映画界は3Dは当然、IMAXやら映像技術の進化具合が凄まじくて、11月19日に大阪に、IMAXだけでなく振動や匂いも体感できる4DXシアターを備えた「109シネマズ大阪エキスポシティ」がオープンしました。
 
でもどうなんでしょうコレ。確かに体感レベルは凄そうですけど、私みたいに酔う人間には3Dまでで十分な気がしますw
 
 

※追記『ザ・ウォーク』ネタバレ感想

 
観終わった直後に感じた感想を一言で言うと「可もなく不可もなく。」といった感じでしょうか。
 
フツーに面白かったんですよ。
でもじゃあ観終わった後に熱く感想を述べたくなるか、というと・・・そうでもないんですよねー。
 
主人公フィリップが何故綱渡りに魅せられて、どういった課程でワールドトレードセンターをわたる事になったのか、という流れがきちんと描かれてますし、3Dで観た甲斐あって、411mの高さから地上を見下ろすシーンはドキドキ感もありました。
 
フィリップの共犯者となる仲間達も個性豊かだったし、作戦決行前夜のアクシデント等、結構ハラハラ描かれていたと思います。
 
 
なんですけど・・・なんですけど・・なんか印象に残らない映画だったんですよね。
 
何でだろう?って、映画オタクは映画館出てからも考えていて、最初は2015年の年末に『007スペクター』、『スターウォーズ/フォースの覚醒』『クリード チャンプを継ぐ男』といった大作を立て続けに観まくったから、印象薄れてんのかなーと思ったんですよ。
 
うーーん、でも年始にみた『ブリッジ・オブ・スパイ』はかなり面白かったから、別に派手さを求めてたわけでもないよなーと思い。。。
 
 
ようやくイマイチだった理由がわかりました。
 
「主人公フィリップが好きになれなくて全然感情移入が出来なかった!!」
 
これが映画自体の印象を薄ーくした理由でした。
 
別に私はこういう事やる人が嫌いなわけじゃないんですし、何かに魅せられて挑戦する人間はむしろ好きなんですよ。
ただね、「人様に迷惑かけるな」って思っちゃうんですよね。
 
あんたマジメか?!映画って割り切ってみようよ!って話なんですけど、YouTube動画とかでこういう事やってる外国人とか見てると、一番にそう思っちゃうんです。
 
 
無事に彼がワイヤーを渡り歩いたからいいものの、もしですよ、もしも彼が失敗して落ちていた場合。。。後始末をしなくてはいけないのは人様ですし、彼が落ちた後の成れの果てを一般市民たちも見ちゃうわけですよね。。。一生のトラウマになるじゃないですか。
 
周囲に迷惑かけることを「アート」と言われても、「ハイそーですか」程度にしか受け取れなくて、だからラストで彼が凄い事やり遂げた!みたいに観客達がワー!!ってなってるのみても、なんか私は特に熱くなることもなく、シレっと映画を観てました。
 
 
しかもフィリップ当人の性格が、非常に感情の起伏が激しくて、なんかもう子どもがワガママ言って八つ当たりしてるようにしか見えなくてですね、「あーあー彼女も大変だなあ。。。」とこれまたシレっと観てました。
 
あ・・・多分これですね。彼の挑戦がどうこうと言うより、彼のキャラが私的にダメだったんだなあ。。。
 
 
私は映画を観たら人の100倍は熱くなるし、そこで泣く?!って位によく泣くし、チャリ乗りながら映画の感動シーンを思い出して1人で思い出し泣きする位の変態なので、夢に挑む!とか、新たな挑戦をする!とかいった映画は大好物なんですよ。
 
そんな私がここまでシレっと観れたのは、もうただ「主人公フィリップが全然好きになれなかった」の一言に尽きます。
 
 
映画自体の評価は決して悪くないんですよー。
ストーリーも飽きずに観れるし、キャラクター達も個性豊かで、特にフィリップの師匠ルディなんか超いい味出してます。
 
3Dで観た甲斐あって、地上411mの高さでの綱渡りは、高所恐怖症の私にとっては、心臓ギュッてなるくらいにハラハラしましたし、何より見事に大道芸を自身で演じきったジョゼフ・ゴードン=レヴィットの演技も素晴らしいです。
 
 
ただ。。。私個人的には主人公フィリップが好きになれなかったのと、彼がやった事を「偉業」と言って拍手する気にはなれなかった、という感じです。
 
なので「可もなく不可もなく。面白いけど、特に熱く感想を述べる程では。。。」というのが正直な感想です。
 
基本、映画の評価は毎回かなり甘いオタクなので、ここまで辛口(?)評価するの、自分でも珍しいなーと思うんですけど、なんかとりあえずフィリップがいけ好かなかったんですねえ、個人的に。
 
あ。。。なんか私めっちゃシレっと感想述べてますね。
うーん。。。映画の感想書いて、ここまで熱くならないなんて、何十年ぶりだろう。。。
 
 
 
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