エディとアリシアの演技ヤバ!リリーのすべてネタバレ感想とあらすじ

予告編動画↓↓

 
3月18日公開。
実話小説小説『世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語』を原作にした、『リリーのすべて』(原題: The Danish Girl)。
 
アカデミー賞作品『英国王のスピーチ』のトム・フーパー監督と、『博士と彼女のセオリー』でのアカデミー主演男優賞受賞が記憶に新しい、エディ・レッドメイン主演の今作。
 
今作でもアカデミー賞主演男優賞にノミネートされてるエディ・レッドメインですが、私個人の予想では、彼が2016年度もアカデミー賞主演男優賞を獲得して2連覇を成し遂げるのでは?と勝手に思っています。
 


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何でって、そりゃもう『博士と彼女のセオリー』でのエディ・レッドメインの演技があまりに素晴らしすぎて、私は彼がホーキング博士なのではないかと錯覚したほど。
 
エディ・レッドメインの演技について語ると長くなるので、まずはあらすじです。
 
※2016年第88回アカデミー賞の結果が出ました。
エディ・レッドメインは受賞を逃しましたが、アリシア・ヴィキャンデルが見事に助演女優賞を受賞。
 
詳しくは後述してあります。
 
 

『リリーのすべて』あらすじ

 
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出典:「www.telegraph.co.uk」
 
1920年代のデンマーク。
風景作家のアイナー(エディ・レッドメイン)は、肖像画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)と結婚し、幸せな日々を送っていた。
 
ある日アイナーは、妻デルタの頼みで女性モデルの代役を務める。
そしてそのことがきっかけで、アイナーは自分の内側に潜む女性の存在に気づく。
 
まだトランスジェンダーとか、性別適合手術という言葉のなかった時代。
 
アイナーは心と身体が一致しない事に戸惑いながらも、女性「リリー』として過ごす時間が増え、最初は夫のあまりの変化に戸惑う妻ゲルダだったが、「リリー」こそが夫の本質なのだと理解していく。
 
 
「リリー」の存在を受け入れた妻ゲルダとアイナーは固い愛情で結ばれていくのだった。
 
ところが、リリーの体調が不調となり、病院を転々とするも、リリーの事を理解してくれる医者は見つからない。
中にはリリーの事を精神異常者と呼び、病院に拘束しようとする者まで現れる。
 
 
だがリリーにはすでに大きな決意があった。
「本当の自分を取り戻す」という事。
 
やがて2人にとって協力者が現れ、リリーとゲルダの運命は大きく変わっていくのだった。
 
 


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超難航したキャスティング

 
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出典:「www.telegraph.co.uk」
 
今作のキャスティングは非常に難航したそうです。
ゲルダ役に、ユマ・サーマン、シャーリーズ・セロン、グウィネス・パルトロ―、マリオン・コティヤールと、次々と契約を打診したものの、契約成立ならず。
 
ようやく007シリーズでお馴染、ダニエル・グレイグの奥様レイチェル・ワイズに決定したと思いきや、彼女も結果降板。
 
 
そして主演がエディ・レッドメインに決定すると、ゲルダ役も『コードネームUNCLE』でブレイクした若手女優アリシア・ヴィキャンデルに決定したそうです。
 
 
 

アカデミー俳優エディ・レッドメインの演技の凄さ

 
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出典:「www.glamour.com」
 
エディ・レッドメインが世界中でブレイクを起こしたのは、『レ・ミゼラブル』でイケメン君を演じてから。
 
でも私は当時、エディ・レッドメインは全然カッコイイとも思わず、なんか肌きたないし、口元ガイコツみたいだなーと(ファンの方失礼)、どちらかというとあまり好きではなかったんです。
 
『レ・ミゼラブル』自体も、ヒュー・ジャックマンとアン・ハサウェイの魂の演技に心打たれまくってました。
だからかつて『ビューティフル・マインド』で私を号泣させてくれたラッセル・クロウでさえ、あまり印象に残っていなくて、エディ・レッドメインなんて全然印象に残ってなかった。
 
 
それが。。。『博士と彼女のセオリー』を観て、一気にエディ・レッドメインは私の中で絶対的に忘れられない俳優になりましたよ。
 
いまでもイケメンだとは特に思わないですが、いやもう演技!!!なにあの演技!!
 
ホーキンス博士ご本人が演じられたんじゃないか、て位のとんでもない演技を見て、アカデミー賞取った、取ってない関係なく、エディ・レッドメイン=名俳優という印象が早くも映画オタクの脳裏には深く刻まれたワケです。
 
 
そして、今作『リリーのすべて』のリリー役も、これまたホーキング博士訳に勝るとも劣らない、メチャクチャ難しそうな役。
 
トランスジェンダーという概念さえなかった時代に、心と身体の不一致に戸惑いながら、男性から女性へと変化を遂げていくリリーという人物。
 
でも私は、エディ・レッドメインは『博士と彼女のセオリー』すら超えてしまうほどの演技をしてくれると期待しまくってます。
 
そして増々私の中で、若手演技派俳優=エディ・レッドメインという強烈なイメージを植え付けてくれるんだろうなーと思います。
 
 
んで更に私の中で勝手にエディ・レッドメインの好感度がグングン上がっている理由が、彼が私と同い年という事。
 
そして、ケンブリッジ大学でウィリアム王子と同級生という名門育ちながら、俳優として売れない頃は、同じ俳優仲間と貧乏生活しながら下積みしてた事。
 
ジェニファー・ローレンス同様、若くしてオスカー俳優となりながらも一切調子に乗らず、すでに結婚して奥様を超大事にしているという事。
うーん、まるで『オデッセイ』のマッド・デイモンのような好感度の高さ。
 
女性目線で見ますと、こういう部分も俳優の好き嫌いに関わってきちゃうんですよね。
え?私だけ?
 
 
2016年のアカデミー賞は、悲願の『レヴェナント:蘇えりし者』のレオナルド・ディカプリオに主演男優賞とらせてあげたい気持ちもありますが、でもやっぱエディ・レッドメイン2連覇しそうな予感です。
 
 
内容もメチャ興味あるし、エディ・レッドメインがどんな演技見せてくれるかもワクワクなので、もうぜーったに映画館に速攻観に行きます。
 
あとは、「コードネームUNCLE」で一躍有名になったアリシア・ヴィキャンデルの演技も相当評価高いので、そちらもワクワクです。
 
 

※追記:アリシア・ヴィキャンデルがアカデミー賞助演女優賞を受賞

 
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出典:「twitter.com」
 
2016年第88回のアカデミー賞の結果が出ました。
 
まずは主演男優賞、エディ・レッドメインは2連覇なりませんでしたが、でも「レヴェナント:蘇えりし者」でレオナルド・ディカプリオが5度目のノミネートにしてついにオスカー獲得してくれたので、私個人としてはメチャクチャ嬉しいです。
 
 
そして27歳のアリシア・ヴィキャンデルが見事にアカデミー賞助演女優賞を受賞しました。
主演女優賞を受賞した『ルーム』のブリー・ラーソンも26歳ですし、20代でオスカー獲得ってすごいなあ。。。
 
「コードネームUNCLE」の時は、単純に「ああなんかメッチャ可愛い子が出てきたなあ」と思いながら彼女をみてましたけど、今作の予告を最初観た時は、あまりに違う役柄に全然アリシア・ヴィカンダーと気づきませんでした。
 
 
彼女は受賞のスピーチで、「エディがいなければこの受賞はなかった」と、共演のエディ・レッドメインにも感謝の意を述べています。
いい子だ。。。
 
 
エディ・レッドメインの演技の素晴らしさはすでに知っているので、今回アリシア・ヴィキャンデルがアカデミー賞を受賞してくれたことで、今作への期待値がさらに高まりまくりですよ。
 
 

※追記:『リリーのすべて』ネタバレ感想

 
 
まず、最初に言いたいのは、主演のエディ・レッドメイン&アリシア・ヴィキャンデルの2人の演技があまりに素晴らしかったという事。
 
そしてこの映画で唯一私が不満だったのが、監督トム・フーバー。
 
この監督はあれですよ、料理人に例えると、『レ・ミゼラブル』『英国王のスピーチ』と、ことごとく「最高の食材」を扱いながら、なんでこんな風に料理しちゃったの?!と残念な意味で客をサプライズしちゃう人ですね。
 
この監督は毎回「作品のテーマの良さ」と「主演俳優達の素晴らしい演技力」に救われながら映画を創っている、私的にはそんな監督です。
 
監督批判なんて私したことないんですけど、このトム・フーバー監督だけはどうも波長が合わないようです。
 
なんていうんですかね。。。この人の映画って、本気で彼が「これが撮りたいんだ!」ていう想いで作ってるんじゃなくて、「ほらほらアカデミー教会さん、アナタ達好きそうな映画また作りましたよ」的な臭いがプンプンするんです。
 
 
私は『レ・ミゼラブル』も『英国王のスピーチ』も、予告編で超期待していって「何だか思ったより・・・」と映画館を後にした記憶があります。
 
『レ・ミゼラブル』はヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイら主演キャスト達の命削った演技と歌声の素晴らしさ、もともとの曲目の良さで、なんか最後はドカーンとなってそこそこ楽しかったんですけど。。。
 
『英国王のスピーチ』を観た時は、コリン・ファース・ヘレナ・ボナム=カーターという名優の演技力でどうにか最後まで観れましたが、でも途中でダレダレでした。
 
 
そして今回の『リリーのすべて』。
『レ・ミゼラブル』や『英国王のスピーチ』よりは面白く観れました。
 
でもそれもやはり、そもそも扱ったテーマが「世界で初めて性適合手術を受けた男性と妻の愛」という凄まじいものであり、さらにはエディ・レッドメインとアリシア・ヴィキャンデルの主演2人のあまりに素晴らしすぎる演技に圧倒された、という部分が大きいです。
 
だってこの作品観ていて私は監督の映画への「愛」を全然感じなったんですよね。
 
「こういう題材アカデミー教会好きだからな、さて最近注目度抜群の演技派2人を組ませるか」みたいな感覚で映画創っていった様にしか思えなかったんですよね。
 
 
これだけの題材と2大俳優主演となれば、ぶっちゃけどの監督がメガホンとっても、そうそうコケる映画にはならないと思います。
 
それなのにこの監督はむしろマイナスにしてしまった気がする。
 
きっとこの監督じゃなければ、これほどの題材、これほどの俳優陣、私的に☆満点だったと思います。でも☆5点満点中4点です。
 
☆がマイナス1点なのは後述します。
 
 
同ジャンルではないですが、同じく「性別を超えた愛」を描いた作品として、少し前に鑑賞したケイト・ブランシェット&ルーニー・マーラ主演の『キャロル』。
 
期待しないで観に行ったのに、あまりに最高だったラストをまた観たくて、結果3回も映画館に行ってしまった程、私はこの作品にドハマリしたのですが、この作品には トッド・ヘインズ監督の「愛」が詰まってました。
 
だからこそ「誰かに惹かれたり、誰かを愛する事に性別なんか関係ないんだ」というメッセージが、見事に心に突き刺って2016年のベストランキングに絶対入るであろう、私的な新たな名作となりました。
 
 
と、初めて監督批判というものをしてしまいましたが、さて今作『リリーのすべて』の感想です。
 
監督への不満は散々述べたので、ここからは純粋に映画を観た感想を述べます。
 
 
まず、やっぱ・・・やっぱエディ・レッドメインの演技の上手さ、半端ないです。
 
アイナー(男性)からリリー(女性)へと変化を遂げてく苦悩に満ちた繊細な演技は見事です。
 
もともと中性的な雰囲気かもし出してて、華奢なエディ・レッドメインだからこそ演じられたであろう、リリー(アイナー)という役。
 
そして特筆すべきは、今回アカデミー賞助演男優賞を受賞した、妻ゲルダを演じたアリシア・ヴィキャンデル。
 
むしろ彼女も主演女優賞でよくないですか?!
 
ていうか、「コードネームUNCLE」から、いきなりこんな凄い演技出来ちゃうんですか?!
 
 
そもそもこの作品、私自身も大事な夫がいる立場だからか、リリーよりも妻ゲルダが主人公なんじゃないかと思いました。
 
リリーもそりゃ苦悩したと思うんですけど、でも結果的に彼女(彼)は、自分の生きたい道を全うして、その生涯を終えたわけですよ。
 
「君の愛したアイナーをこれから消しにいくんだ」と性適合手術を受ける前に告げたにも関わらず、離れなかった妻。
 
「アイナーに会いたいの。アイナーに戻って」と妻ゲルダに懇願されながらも「それは出来ない」とキッパリ断ったリリー。
それでも離れなかった妻。
 
こんな大きな愛で包んで理解して受け入れてくれる伴侶に支えられながら、自分の行きたい道を全うしたリリーは、苦しみながらも最期は幸せだったと思うんですよ。
 
 
でもね。。。妻ゲルダ。
 
私はもう、ゲルダの気持ちに自分重ねすぎて、本当にリアルに心が張り裂けるんじゃないかって位に、胸痛みまくりながら彼女の姿を追ってました。
 
 
ある日突然、結婚6年目で熱烈に愛し合っている夫から「女性になりたい」と告げられる。
 
 
「君の事は愛しているんだ。でもリリーが本当の自分なんだ」
 
なんて事をを愛する夫から告げられて。。。ショックに決まってる。
 
しかも夫アイナーは日に日に姿を現さなくなっていって、いつのまにか自分の伴侶はリリーという女性の姿のみで生活を送り始める。
 
それでも持ち前の強気な性格と明るさで健気にふるまい、愛する人の傍を離れないゲルダ。
 
 
さらにゲルダの辛さと愛の深さを理解してんだか、してないんだか、当の夫は「自分の生きたい様に生きる」と宣言。
 
リリーと暮らし続ける日々が続き、精神的に限界が来たゲルダがリリーに泣きながら懇願する一言。
「お願い。アイナーに会いたいの。アイナーを連れてきて」
 
それをバッサリ拒絶するリリー。
 
 
さすがに私はこの映画のラストは、ゲルダはリリーと別々の人生を歩むのかと思ってました。
 
でも、ゲルダはリリーが息を引き取るまで隣にいました。
 
 
性適合手術を受ける夫アイナーの見送りに来たゲルダ。
「私も一緒について行くわ」というゲルダに対し
 
「ダメだよ。これから私はアイナーを消しにいくんだから」
 
 
こんなこと目の前で言われたら、もう私だったらどうなるんだろう。。。
 
というかここに辿り着く前にもうギブアップしてるんじゃないだろうか、なんて考えながら観てました。
 
とか言いながら、結局手術後の痛みに苦しむ夫の元にかけつけたのは妻ゲルダ。
 
そしてリリーは2回目の手術を受けた後、術後の経過の悪化からゲルダの目の前で息を引き取ります。
 
もうなんかこれでもかって位に、ひたむきに夫を愛で包み込んだゲルダへの凄まじい仕打ち。
 
リリーは幸せな気持ちで天国に行った事でしょう。
 
でもさ、でもさゲルダは?!
目の前で愛する人に先立たれたゲルダの心はどうなるの?!
 
どんどん女性になる準備を一人で進めてく夫に寄り沿い、支え、大きすぎる愛情で包み込みながら、ラストはそんな仕打ちですか?!
 
 
 
この映画を観ながら私は、自分の映画人生の名作ベスト10に入る、ラッセル・クロウ主演の『ビューティフル・マインド』を思い出してました。
 
この映画もあまりに壮絶な夫婦の物語、そして大きすぎる妻の愛を描いた実話映画でしたけど、でもこの話はラストですべてが報われます。
 
必死に夫を支え続けた妻の想いに、ちゃんと夫も報います。
 
でも、『リリーのすべて』は、なんかもうゲルダが報われなさすぎて、胸痛いというか、心臓が痛かった。
 
 
そしてここが私がこの作品で☆マイナス1つ付けた理由なんですけど。。。
 
なんか、リリー本人も苦しんでるのは分かるんだけど・・・アンタ自分勝手すぎ!
 
という想いが込み上げて、後半イライラしちゃったんです。
 
本当に本人がそういう人だったのかもしれないけど、でもやっぱこれって描き方ってものがあるでしょう。
 
「リリーが勝手すぎ」という理由でマイナス点付けてる人、私だけじゃないと思うんですよね。
 
 
もっとリリーの妻への想いが分かる描写を入れたり、逆にゲルダが何か救われるシーンがあったりしたら、大分印象は違ったと思うんですが。
 
やっぱ監督が・・・いや、何でもないです。
 
 
前半はゲルダだけでなくリリーにも感情移入出来そうな感じだったのに、あまりに勝手な主人公&それに振り回される健気な妻、という構図で後半は観てしまって、リリー本人に感情移入が出来なかったんです。
 
ただただもう「ああ、ゲルダ可愛そう・・・」という目線になってしまって。
 
 
女性になったリリーが画家を辞めて、デパートで女性店員たちとキャッキャしながら楽しそうに働いていたシーンは、「ああ・・リリー良かったねえ・・・」と多少微笑ましく観れたんですが。。。
 
自宅に帰ってからのゲルダとのやりとりを見るとまた「ハア~・・・ゲルダ可愛そう」となってしまったんですよね。
 
 
で・・・これだけ散々語ったゲルダという人物を、物凄い熱演で演じきったアリシア・ヴィキャンデルには本当に感服しました。
 
とにかく色んな涙を流すゲルダ。
悲し涙、悔し涙、切ない涙、自分でもワケわからないけど流れる涙。
 
アリシア・ヴィキャンデルが涙流すたびに、その涙から彼女の感情や痛みが嫌というほど伝わってきて、私も自然と何度か泣いてしまってました。
 
映画作品としては、もう少しここ描けばもっと感情移入出来るのに・・・とか思う所もあったんですが、でも全体の感想としては「壮絶な妻の愛」を観れた良作でした。
 
そして何よりエディ・レッドメイン&アリシア・ヴィキャンデルの名演技を観るだけでも、映画館で鑑賞する価値は大アリだと思います。
 
エディ・レッドメイン&アリシア・ヴィキャンデルという名俳優2人に拍手喝采です。
 
 


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