バクマン映画版は超面白い!少年漫画家から観たネタバレ感想

予告編動画

 
 
10月3日公開された『バクマン。』映画版。
 
まず、漫画の実写映画で原作と少しでも違うとレビュー評価で辛口をつける人がいますが、原作通りじゃないと楽しめないファンの方は観ない方がいいです。
原作とは設定もキャラもストーリーも大分違った構成になってます。
 
私は実写版映画というのは、原作に忠実かどうかでなくて、映画として面白いかどうかが観客にとって一番大事だと思ってます。
 
だから『バクマン。』の原作の大ファンですが、映画もすっごく楽しめました。
友情、努力、勝利をドーンと熱く届けてくれました!
 

 


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色々物議をかもしているキャラ設定やネタバレ感想を語る前に、まずは映画版バクマンのあらすじです。
 
 

バクマン。あらすじ

 
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出典:「bakuman-movie.com」
 
密かに漫画家への憧れを持ちながら、ずば抜けた絵の才能を持つ真城最高(サイコー。)
それでも漫画家への夢を踏み切れなかったのは、かつて漫画家だった叔父の存在だった。
 
かつては少年ジャンプで人気漫画家として活躍していたサイコーの叔父、川口たろう。
一時はアニメ化までされたものの、やがて彼の漫画は人気が落ち、打ち切りとなった。
そして、川口たろう本人も過労で亡くなった。
 
 
そんな想いから漫画への想いを押さえつけていたサイコーだが、
彼の落書きを見たクラスの秀才、高木秋人(シュージン)から漫画家として組まないか誘われる。
 
 
絶対漫画家になんかならないと断わるサイコーだったが、
ひょんなことから、声優を目指す片思いのクラスメイト亜豆美穂と、
お互いに声優と漫画家の夢を実現したら結婚する、と約束をしたことから、
シュージンと共に少年ジャンプでプロになる道を志す事になる。
 
 

バクマン。ネタバレ感想

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出典:「animeanime.jp」
 
まずはキャラクター設定と出演者について。
 
サイコー役の佐藤健と、シュージン役の神木隆之介が配役が逆じゃないかと騒がれてますけど、そうですか?
私は配役このままでも合ってると思うし、むしろ逆でも合っていたと思います。
 
 
確かに原作では、シュージンはサイコーより長身だし、でも映画だと逆だし、そういう細かい部分も最初はちょっと違和感ありました。
 
でもそんなん、5分で観て慣れました。
だって2人の役へのなりきり具合が凄かったから。
 
 
佐藤健&神木隆之介コンビというと、速攻で『るそうに剣心』実写版を思い出しましたけど、このお2人、本当に演技上手いとおもいます。
 
るろ剣を観た時、彼らの魂こもった演技に本当に感動しました。
 
2人とも、この2人以外に適役は何処探してもいないでしょ!張りに役柄ピッタリでしたし、
見た目的なモノもあるかもしれないですけど、私は2人の「役になりきる」俳優魂が、そう思わせてくれたと思ってます。
 
まさかの剣心の口癖「おろ?」をリアルに言ってサマになるのって、もう佐藤健以外いないでしょw
 
 
だからこの2人なら、配役このままでも逆でも絶対に見事に役になりきると思うので、どちらにしても配役は最高だったと思っています。
 
 
大分キャラ設定を変えた編集者の服部を演じた山田孝之も良かった。
あえて彼を若手編集者という設定にしたことで、若手作家達との「友情・努力・勝利」の絆が強く感じられました。
 
 
ヤンキー漫画家の福田を演じた桐谷健太もピッタリ。
川口たろうを演じた宮藤官九郎、佐々木編集長を演じたリリー・フランキーも、とにかく配役と役者たちの演技の上手さにやられました。
 
そしてサイコーとシュージンのライバルとなる天才漫画家・新妻エイジ。
 
エイジ役の染谷将太さんの演技の上手さは、『寄生獣』実写版で十分わかってましたけど、さすがでした。
 
 
私は新妻エイジは原作では福田と並んで一番好きなキャラなので、
最初、ちょっと漫画よりも嫌味の加わった実写版エイジに違和感感じちゃいました。
 
でも実写版のエイジのキャラも、天才ならではの孤独感が出ていましたし、
原作とは違う方法で、映画版エイジなりの、サイコーへのエールも見せてくれて良かったです。
 
 
そして、原作と最も違う設定なのが、シュージンの妻となる見吉カヤの存在自体がなかった事。
 
 
確かに、原作ファンとしてはちょっと寂しいのは確かです。
でもね、2時間の映画の中で「友情・努力・勝利」をテーマに描くなら、彼女の存在は出さなくて正解。
 
シュージンとカヤのエピソードなんていれたら、テーマがブレブレになるでしょ。
本当に伝えたいテーマ、伝わらないでしょ。
 
 
そもそも『バクマン。』て原作20巻もあるんですよ。
それを全エピソード入れてたら、何部作になるんですかw
 
 


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『デスノート』『るろ剣』、『寄生獣』、『バクマン。』
とにかく、今の日本映画界は漫画原作の実写版、本当にレベルがすごい。
 
 
監督はじめスタッフがどれだけ原作を愛してるかわかるし、
俳優さん達の演技も素晴らしいし、何よりも観客を楽しませようという熱い想いが伝わってきます。
 
 
ちなみに『なんとかの巨人』は私の中では無かった事になってます。
あれは監督も俳優たちの演技も、観客への愛の無さも全てが日本映画界の汚点ですから。
石原さとみさんだけは例外という事で。
 
 
 
そしてこの『バクマン。』の特筆すべきは、その映像表現のすごさ。
ほんとうに視覚、聴覚を研ぎ澄まして出来るだけ最前列で観てほしい。
 
 
大根監督はすごいですね。
日本映画界にとどまらず、映画史に残る新たな映像表現を生みだしましたね。
 
カリカリとGペンで原稿を書く音、定規で線を引く音、原稿を回す音、
そして視覚的に漫画家の世界へと吸い込まれていく見事すぎる表現。
 
 
これは、海外の人達にもぜひ観て貰いたいです。
何より今や世界一の日本漫画がどうやって生み出されていくのか、そのリアルを堪能してほしい。
 
 
主題歌であるサカナクションの「新宝島」も映画のテーマにドンピシャでいい!
そして劇場で気づいた人も気付かなかった人も!
あのエンドロールやばくないですか?!
 
私、エンドロールの途中まで気づきませんでしたよ。
ズラーっと少年ジャンプの歴代の人気漫画コミックスが本棚に並んでるエンディング。
 
 
最初は、単に歴代漫画のコミックスを見せてくれてるのかと思ったら・・・
 
あれ???単行本の作者名がおかしくない?
漫画のタイトルも微妙に文字られてない?!
 
って恥ずかしながら、途中であれがスタッフロールだと気付いて大興奮しちゃいました。
 
 
 
あと、個人的にこの映画、すごく熱いものが込み上げて来たのが、私自身が少年漫画家をやっていた頃を思い出した事。
 
映画の中で編集者の服部がサイコーとシュージンに自分の携帯番号を書いた名刺を渡します。
サイコー曰く「編集者が自分の携帯番号を書いた名刺を渡す=認められたということ」
と言ってましたが、これマジでマジなんです。
 
 
 
私は最初に持ち込みをしてたのが、少年ジャンプで、残念ながらジャンプでは名刺もらうどころか毎回門前払い。
やっと読んでもらえる様になっても、編集部内には入れてもらえず入口の打ち合わせブース止まりでした。
 
そんな生活が3年も続き、いい加減にジャンプにこだわるのをやめようと、ようやく決意。
その後、別の大手少年誌で恩人となる編集者に拾ってもらった時、彼が携帯番号を書いた名刺をくれました。
 
 
「君の漫画はまだまだだけど、光るものがある。次からはネームで持ってきて。」
 
 
名刺とともにくれた、この言葉がずーーーっと私を支えてくれました。
そこからプロになるまで更に2年かかったけど、恩人編集者が諦めずに私を育ててくれた。
 
そんな当時の想いがよみがえって来て、サイコーとシュージンと服部のやりとり観てるだけで、もう涙でした。
 
 
バクマンが連載された当時は、私は才能ある若者たちがバンバン出てくるこの作品は、辛くて読めなかったんですよね。
 
 
だから、バクマンを気楽に楽しく読めたのは、連載終了してしばらくしてから。
 
 
なんかもう、そんな思い出まで込み上げてきて、自分の漫画に捧げた苦しくも充実しまくってた青春を思い出して泣いちゃいました。
 
 
 
と、ホロ苦い青春まで思い出させてくれた実写映画版『バクマン。』
 
とにかく面白いです。
映像も斬新すぎるし、漫画家のリアルが覗けるし、「友情・努力・勝利」のテーマもホントいい。
 
かつて夢を追いかけた事がある人、今夢を追ってる人なら絶対に共感できる想いがあるし、
今頑張ってる人、挫折してるけど立ち上がりたい人、とにかく一生懸命に生きる全ての人への応援映画です。
 
 
 
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