30歳でパニック障害の私が海外移住?!

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海外在住。
ダーリンは外国人。

 

漫画家として現在
海外の出版社と契約中。

 

こうした環境から
周囲からは常に

「英語がペラペラだったんでしょ?」

「漫画家として才能があって羨ましい」

こうしたことを言われるワケですが

 

 

いやいやいやいや

 

2年前まで私は

 

英語が出来ない

漫画家としても全く売れず

特別な仕事のスキルもない

貯金もない

 

日本で暮らす
「ただの破天荒女」
でした。

 

「ただの破天荒女」の時点で
もはや普通じゃないですけどね。

 

 


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破天荒女は時々
海外でさえ破天荒すぎて
浮いてますからね。

 

 

まあその辺の武勇伝
という名の恥部は
今回は置いときまして。

 

 

そんな私が今の生活を
手に入れた理由はただ1つ

 

【破天荒力】です。

 

行動を起こし
必死に走り続けて
来ました。

 

1%でも可能性があるチャンスに
必死に喰らいついてきました。

 

 

2年前までの私といえば

 

漫画家という夢に
20代のすべてを捧げ

長年かけて
ようやくプロとなりながらも
有名になるなんて
夢のまた夢の状態

 

当時長年付き合っていた
日本人の彼氏とは
結婚の兆しどころか
日々大きくなっていく
価値観のすれ違い。

 

気づけば30歳。
周りの友人は
次々と結婚・出産。

 

自分だけが
世界に取り残されたような
虚しくてストレスフルな毎日。

 

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楽しみといえば
週末の飲み会と
ハリウッド映画を観て
現実逃避をすること。

 

 

現実逃避具合も
妄想レベルを
超える破天荒さでした。

 

 

『ロードオブザリング』を観ながら
ミドルアースで
一緒に冒険してましたからね。

 

しかも自分は
エルフの一員だと思ってたら
ドワーフでしたからね。

 

 

悶々とした日々を過ごす中
30歳の誕生日を
迎えた瞬間
突然あることが
頭をよぎります。

 

「ワーキングホリデーの
年齢制限は30歳まで。
今年がビザ取得の
最期のチャンスなんだ・・」

 

この瞬間
私の中で長い間ずっと
押し殺していた海外への想いが
一気に湧き上がります。

 

そして破天荒な私は突然
「ワーキングホリデーに行こう!」

と即座に決意するワケです。

 

 

その後
運命的なご縁で
オタワに暮らす
カナダ人夫婦と出会い
カナダのワーホリビザを取得し

必死に貯金をしながら
市役所での手続きや
カナダの情報を収集し
ワクワクする反面

 

当然
不安な気持ちもありました。

 

年齢。仕事。
本当に海外に行って
いいのだろうか。。。

しかし破天荒女は

 

やらずに後悔するより
やって後悔したい

 

という信念のもと
すべての不安を
吹っ切ります。

 

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チャンスの神様は前髪しかない
準備ばかりしてると
いざ掴もうとしたとき
後ろ髪がなくて掴めない

 

という言葉があります。

 

 

私の場合
破天荒すぎて

チャンスの神様来たとき
前髪つかむどころか
欲張って髪引っ張りすぎまして

チャンスの神様
髪すっぽ抜けましたからね。

 

 

「もう海外移住でも
国際結婚でも好きにして」

 

 

涙目でそう言い残し
髪だけ残したまま
チャンスの神様
去っていきましたからね。

 
 


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必要な手続きと準備を終え
友人や家族に出発を祝って頂き
いよいよ出発一週間前。

 

 

すべてが順調にいくかと
思えたその時

突然、破天荒女を
強烈な不安が襲います。

 

 

私は数年前に
「パニック障害」
という病気を

発症していました。

 

「パニック障害との出会い」はこちらを参照下さい。

 

すでに日常生活を
問題なく過ごせるまでには
回復していたのですが

 

パニック障害になって以来
飛行機は怖くて
乗っていませんでした。

 

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数時間の国内線さえ怖くて
避けていた飛行機。

 

今回はカナダへ12時間の
長距離フライト。

 

 

 

カナダには絶対行く!
でも
もし飛行機の中で発作が起きたら・・・

この時
学生時代の先輩に
相談した時の彼の一言。

 

「地上だろうが空の上だろうが
パニックになるときゃなる。
ならん時はならん。
なったって死にゃせんやろ。」

 

この一言で私は
完全に吹っ切れます。

 

 

そうだ。

 

死にゃしない。

 

 

そして出発当日。
いよいよ飛行機へ搭乗。

 

 

パニック障害になるまでは
毎年行っていた海外旅行。

 

大好きだった海外。

 

突然乗れなくなった飛行機。

 

そして今
パニック障害を抱えながら搭乗。

不思議と怖くは
ありませんでした。

 

先輩の言葉と
この日を迎えるまでの
家族、友人、沢山の人達への
感謝で感無量になり

恐怖心はどこかへ
吹き飛んでいました。

「せっかくこの日を迎えたんだ。
カナダを思い切り楽しもう。」

こうして
無事に何事もなく
カナダのトロント空港へ到着。

 

後は目的地のオタワ行きに
乗り換えるだけです。

 

しかし破天荒女
カナダに着いて
早速やらかします。

初のカナダ上陸にあまりに
興奮しすぎた破天荒女は
入国審査で入国目的を聞かれ
何を血迷ったか

 

ワーキングホリデーの
ビザを見せながら

 

「ビジネス!」

と笑顔で答え
別室に連れてかれます。

その後別室にて
いくつかの質問を受け
無事に解放されたものの

オタワ行きの乗り継ぎ便が
出発間近なワケです。

 

もう体ちぎれる位に
ダッシュしましたからね。

 

そして搭乗ゲートが閉まる
5分前に無事に搭乗します。

 

この時の私は
尋常でない
ダッシュをした為

呼吸がおかしいわ
鼻水垂れてるわ
なんかヒューヒュー言ってるわで

 

完全にフライトアテンダント
ドン引きしてましたからね。

 

 

 

色々やらかしながらも
無事オタワに到着。

空港で迎えに来てくれた
ホストファミリーと合流し

ついに空港の外へ出て
カナダの地を踏みます。

 

 

 

ついにカナダに来たんだ

 

 

飛行機も無事に乗れた

 

 

もう何も怖いことなんてない

 

 

 

その瞬間
体中を吹き抜けた爽やかな風

 

まるで体中を縛り付けていた鎖が
すべて外れたかの様な
「自由」
を感じました。

そしてここから
私の人生は
激変して行きます。

たった一つの武器
【破天荒力】で。

 
 


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